スポーツインナーは運動中の身体をサポートしてくれます。
スポーツインナーの中でも加圧機能のあるものは、筋肉の動きを補佐するだけでなく、運動後の疲労回復にも一役買ってくれます。
一方で、人によってはそんなスポーツインナーの締めつけがきついと感じる人もいるようです。
そこで今回は、
- スポーツインナーの着方しだいで得られる効果
- スポーツインナーのサイズの選び方のコツ
- スポーツインナーの重ね着のポイント
をご紹介します。
スポーツインナーの適切な着方をチェックして、運動習慣をより充実させましょう。
スポーツインナーの着方しだいでこんな効果が!

スポーツインナー(コンプレッションインナー)とは、筋肉の動きをサポートしてくれる矯正下着のこと。
コンプレッションとは、圧縮・圧迫という意味があり、身体に圧をかけることで、筋肉を支え、運動している時の姿勢を矯正してくれる働きがあります。
また、吸湿速乾に優れた素材を使用しているので、汗や蒸れを防いで、快適に過ごせるというメリットも。
しかし、このようなスポーツインナーは、身体にぴったりフィットするように作られているため、締め付け感が苦手という人もいますよね。
運動をする際は、本当にスポーツインナーを着た方が良いのでしょうか?
ここでは、スポーツインナーの着方しだいで得られる嬉しい効果についてご紹介します。
スポーツインナーぴったりサイズの加圧でサポート効果
スポーツインナーを着用して運動をすると、身体の筋肉が加圧されます。
身体に圧がかかることで、筋肉の動きがしっかりとサポートされ、無駄な動きを抑えてくれるのです。
これにより、身体への負担がグッと軽くなります。
また、スポーツインナーの加圧効果は、筋肉や関節をサポートする「テーピング」と同じ役割を果たします。
これにより、膝などの関節の痛みに悩んでいる人でも無理なく運動を楽しむことができるのです。
この時のポイントは、スポーツインナーの「サイズ選び」にあります。
スポーツインナーが大きすぎると十分な加圧が得られませんし、加圧を強くしようときついものを着用すると苦しくてパフォーマンスが落ちることに。
ですので、身体に合ったサイズのスポーツインナーを着用して、適切な加圧によってそのサポート効果を引き出すことが大切です。
スポーツインナーの適切なサイズの選び方については、後ほど詳しくご紹介します。
スポーツインナーの上にはゆとりのあるウェアを!締め付けすぎず疲労回復
スポーツインナーには疲労回復の効果があります。
多くのスポーツインナーは、伸縮性に優れた生地で作られており、身体のパーツごとに適切な圧力が加えられるような設計になっています。
このスポーツインナーのほどよい締め付けにより、筋肉の動きが活性化され、血流が良くなり、むくみ解消・疲労軽減効果が期待できるのです。
血行が促進され、身体への負担が少なくなれば、いつもより疲れにくくなるので運動後の回復も早まります。
身体に疲れが蓄積されにくくなれば、ケガ防止にもつながりますよね。
最近では、このような疲労回復効果が注目され、スポーツ選手のみならず、力仕事をする作業員のインナーとしても愛用されているようです。
スポーツインナーの疲労回復効果を発揮するには、締め付けすぎないことが重要です。
特に運動後は、血液の巡りをよくすることが疲労回復のカギになりますので、血行を妨げない程度に加圧するのが理想です。
そのためのスポーツインナーの着方のポイントとしては、スポーツインナーの上には少しゆとりのあるウェアを着用すること。
トレーニングウェアにも着圧機能のそなわったものがありますが、それをスポーツインナーの上に重ね着してしまうと過度に圧がかかる可能性があります。
後ほど詳しくご紹介しますが、スポーツインナーには動きやすいウェアを重ね着して、締め付けすぎないことが疲労回復のコツです。
スポーツインナーのサイズの選び方

スポーツインナーを着用すると様々な効果が得られることが分かりました。
しかし、スポーツインナーのサイズが身体に合っていないとその効果もまちまちに。
一方で、スポーツインナーを選ぶときに、加圧はきついほうがいい?苦しいから大きめのサイズを選んだほうがいい?そんな疑問からサイズ選びに苦労する方も少なくないでしょう。
そこで、スポーツインナーのサイズの選び方をご紹介していきます。
スポーツインナーのサイズ選びはウエストとヒップから
スポーツインナーのサイズ感は、メーカーや機能によって異なります。
ですので、各商品ごとに寸法を確認する必要があります。
失敗しないスポーツインナーのサイズの選び方で必要な情報は、以下の内容です。
- 自分のウエスト・ヒップ・太もも・股下などのサイズ(トップスなら胸囲や肩幅も)
- 買いたい商品の詳細なサイズ情報
この時、たとえばヒップサイズ的にはMサイズ・ウエストサイズ的にはLサイズという場合には、大きい部位に合わせてLサイズを選ぶのがおすすめです。
なぜなら、スポーツインナーで締め付けのきついものを着用すると、加圧が強すぎて血液やリンパの流れを妨げ、運動中のパフォーマンスを下げることになりかねないからです。
ちなみに、ものによっては、M-L, L-LL と幅をもたせた規格であることもあります。
この場合も、ウエストやヒップがLサイズであればL-LLのスポーツインナーを選ぶとよいでしょう。
また、スポーツインナーを着用して運動しながらサイズを確認するのも大切です。
動いている間、きつくて苦しいような感じがあればワンサイズ上げ、だいぶゆとりがあるようならサイズダウンしてみましょう。
スポーツインナーきつい加圧・締め付けのない正しい重ね着の方法

スポーツインナーは、マナーや汗冷え防止の観点から、その上にスポーツウェアを重ね着するのが一般的です。
しかし、スポーツインナー着用時はうまく重ね着しないと、きつい加圧や過度な締め付けのせいでその効果がうまく発揮できないこともあります。
そこで、スポーツインナーの正しい重ね着のポイントをご紹介します。
スポーツインナーの重ね着には締め付けないゆとりのあるウェアを
スポーツインナーはピタっとした着心地のものがほとんどです。
そのスポーツインナーに重ね着をするウェアは、締め付けの少ないものがおすすめです。
例えば、スポーツ用のTシャツで加圧タイプのものがありますが、これをスポーツインナーに重ね着してしまうと、過度な締め付けとなる可能性があります。
先にもご紹介したように、スポーツインナーのきつい加圧は血液やリンパの流れを妨げ、発汗や体温調節にも影響が出て運動に支障が出かねません。
ですから、スポーツインナーの上にはゆとりのある締め付けの少ないウェアを重ね着しましょう。
さいごに

スポーツインナーを着用することで、加圧による負担軽減や疲労回復などの効果が期待できます。
スポーツインナーの着方次第で、その効果をしっかりと感じることができるでしょう。
スポーツウェアだけでなく、スポーツインナーも合わせて着こなしを楽しめば、モチベーションも上がります。
自分の目的に合ったスポーツインナーを選び、身体を動かすことを今よりもっと楽しんでくださいね。